マタニティー歯科の内容を試してみた

こんにちは!院長のいのうえです。

かなり久しぶりの更新となってしまいました。

妊娠・出産と一大イベントに際してご迷惑をおかけしました患者様や関係者の方々、

温かいお言葉やお祝いをくださりました皆様、

この場をお借りしてお詫びとお礼を申し上げます。

 

さて突然ですが、実は妊娠期間に試してみたかったことが。。

数年前にマイナス1歳からの予防歯科というのが少し全国的に話題になりました。

簡単に言うと、子供のむし歯予防の為に、お母さんが妊娠中からご自身の口腔内をきれいにしておきましょうというものです。

歯科医院でのクリーニング・ご家庭でのセルフケアに加えて、積極的にキシリトールを摂取することでミュータンス菌の数を減らしていきます。

キシリトールは一日目安は5~7グラム程度、キシリトール含有が50パーセント以上のガムを選択することが必須になります。

せっかく命を授かったチャンスですので試してみることにしました。

歯科に携わっている身で、しかも重要性も理解している身ですが

悪阻がひどくふらつきのある時にクリーニングのために歯科医院に通うのは難しいなと実感。

特に仕事している女性の場合、通勤の時間ですら大変なのにましてや歯科医院には足が向かないだろうな、と思いました。

キシリトールガムの味については、私は悪阻の間でも気持ち悪くなることなく摂取ができました。(個人差あると思います)

5-7gを毎日摂取しようとするとそれはそれで大変ではありました。

ガムだと大変だったので、タブレットで摂取しました。

キシリトールは、私の場合はクリアできましたが、一番大切なセルフケアがネックに・・

歯磨き粉の匂いもテクスチャーもダメ、フロス(アンワックスでフレーバーないタイプ)もかなりつらい状況。

うーん、思っている以上にマタニティー歯科で推奨されている方法を実践するのは難しいかもしれません。私は6カ月の時に悪阻がなくなったのですが、もっと長い間悪阻がある方だったら尚更困難かもしれませんね。

キシリトールは半年以上摂取を続ければその後摂取をストップしてもしばらくは効果が持続するという結果がデータとして出ています。

妊娠してわかったことは、妊娠を意識するより前からお口の健康を保っていると心配いらないということ。

つわりで歯磨きもままならない時、

キシリトール摂取すらつらいつわりがあったら、

食べ悪阻で食べ続けなければ辛くなってしまったら、(皆さんご存知とは思いますが食べない時間が歯を再石灰化させてくれダメージを補修します。つまりダラダラ食べは歯にとっては最悪の状態です)

その時になってからでは対処が難しいこともあります。

備えあれば憂いなし、ですね。

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