厚生労働省の認可を得ている、というのは安全のしるし?

こんにちは!今日は寒波で一段と冷えますね!

あたたかくしてお出かけください。

さて、フェイスブックにて昨年書かれて反響を得た記事がまたアップされていましたのでご紹介です。

『日本で一番売れている歯磨き粉がアナタのカラダをボロボロにする。企業はアナタの健康に興味はない』筆者は内田雄介さん

http://doclabo.jp/contents/756

ずいぶん前から危険成分についてはいろいろと警告がなされてきました。

販売元の企業に電話して問い合わせるところまでするのはさすがです。

こういった問い合わせがあるのを前提とした返答を企業が用意している点からも関心が高い(問い合わせも多い)内容なのだということがわかりますね。

化学薬品といえば、私も大学の頃、化学の授業で『ヘアダイ(毛染め染料)は頭蓋骨も染める』という話を聞いて恐ろしくなった記憶があります。

授業の内容を要約すると、火葬場で火葬後に頭蓋骨が黒くなっているケースが増えており、原因を追究すると白髪染めの成分だった、というものでした。

まさか毛染め剤が毛穴から全身を巡って内臓疾患の原因や骨にまで着色するほどの力をもっているなんて想像していませんでしたよね!(少なくとも私は、ですが)

意気揚々と美容師さんにこんなん化学で習った!と話したところ、『そうですよー美容師も化学習いますよー』とあっけらかんとした返事が。

さらに、『妊婦さんに危険とか、体にたまるとか、お客さんからたまに質問あるんですけど、実際には実験しているわけじゃないんでわからないですよねー』(確かに)

サリドマイド事件なども、あとから危険性がわかったものの一つです。

政府や国の基準もあてにしすぎていてはいけないということですね。自分の身は自分で守りましょう!

嘘やデマも多いので、情報に錯綜しないようにしてくださいね。

 

前回、ゼオライト(つぶつぶの顆粒)の危険性について引用して記載させていただきました。http://www.inoue-kids-family.com/wp/?p=974

以前に記載した『歯磨き粉の選び方』についてはこちらをどうぞ→http://www.inoue-kids-family.com/wp/?p=230

 

 

危険な歯磨き粉って?

こんにちは!

今年の冬はほんとうにあたたかいですね!

来週は寒気が戻ってくるようですのであたたかくして体調崩さないようにしてくださいね!

さて、本日は歯磨き粉のお話です。

以前より歯科関連のSNSページなどで発信があったことなのですが、

市販されている歯磨き粉の一部商品に含まれている『つぶつぶ』の顆粒が歯と歯茎の境目に入り込んでしまい、取れずに残ってしまい歯肉に炎症が起こるというものです。

(動画をリンクしますので苦手な方はスルーしてください!)

参照:YouTubeより植田晋矢先生の動画

動画はインプラントの方でしたが、実際には歯周ポケットから出てくるケースもたくさんあります。

歯肉に入り込み、簡単には除去できません。

メーカーサイドは歯肉の炎症とは無関係ですという発表ですが、実際に入り込んでいる部分を見ると赤くただれているように感じます。

ゼオライトという成分がこのつぶつぶの正体です。

もし市販の歯磨き粉を使う場合は、このゼオライトの入っていないものを選んでください。

また、白くなる!ホワイトニング!ステイン除去!などとうたった商品にも注意が必要です。

ホワイトニング効果ではなく、研磨剤による表面の着色汚れの除去しかできません。

白くなったと実感してもらう為に目の粗い研磨剤がたくさん含まれています。

研磨剤で歯の表面を削ってしまうので少なからず歯にダメージを与えてしまうばかりか、研磨剤で歯の表面に傷がつくと、さらにその傷になった溝の部分に着色汚れがつきやすくなってしまいます。

たかが歯磨き粉ですが、365日毎日使うものですので、選ぶときは値段ではなく、中身を見て選んでくださいね!

治療の前のレントゲン撮影

こんにちは!

今日はクリスマスイブですね。

お友達とクリスマス会や家族とケーキを食べるんだ♪とみんな嬉しそうに報告してくれます。

『ママには内緒だけど、サンタさんが来る日だからサンタさんに会えるまで起きてるんだ!』

みなさん一度は同じ経験をしたのでは?かくいう私もそうで、(何十年も前のことですが)思い出して心がほっこりしました。

さて、本日はレントゲンのお話し。

いのうえこどもファミリー歯科では、治療前に小さなレントゲン撮影を行っています。

予め、虫歯の大きさを予測するのはもちろん、

本当に治療が必要な虫歯なのかをもう一度精査します。

必要のない治療はしたくない、不必要に歯を削りたくないからです。

また、治療というのは基本的に一本単位で金額が出ますので、目に見えて黒くなったり穴の開いている部分以外の箇所に虫歯がないか確認するために撮影をお願いしています。

穴のあいている部分だけ直して、また半年後くらいに同じ歯の別の部分に穴があいてしまった…そうならないように撮影するのです。

患者様の中には、今までレントゲン撮影してもらったことなかったです、とおっしゃる方も…

結果として時間とお金の双方の節約になりますので、是非治療前にレントゲンで確認しましょう!

女性は出産すると歯が悪くなる、というのは本当?

ご年配の女性はよくこうおっしゃいます

『妊娠した時に胎児に栄養やらカルシウム取られて歯がボロボロになってしまった。女は子供を産むと歯がボロボロになるねー』

残念ながら、これは間違いです。子供に歯のカルシウムを取られることはあり得ませんので妊娠中のお母さんはご安心ください!

しかし、妊娠中のホルモンの影響やつわりの影響でお口の中の環境は悪化してしまいます。また、出産後には3時間毎の授乳で睡眠時間も確保できず、常に緊張状態(交感神経優位)にさらされてしまいます。

緊張状態だと唾液の分泌は減り、虫歯と歯周病双方を進行させてしまいやすくなります。

女性が妊娠・出産をすることでこういったお口の中の環境が悪くなり、虫歯や歯周病が進行してしまうので、間接的に歳を重ねてから歯を失ってしまう原因になってしまうのですね。

また、出産時の食いしばりも歯や骨・顎関節には悪影響です。出産後のストレスから食いしばり・歯ぎしり、顎関節症が出る方もいらっしゃいます。

歯周病は歯茎と歯周病菌のせいだと思われていたのは昔の話。今はかみ合わせや”力”が歯周病の進行を早めるといったことがわかっています。

これらが複合的に作用して、妊娠・出産を経るとお口の環境が激変しやすい→こどもに栄養を取られるからだ!という都市伝説に変わったのでしょうね。

スプリント+医療用テープというアンチエイジング

お口のアンチエイジング・・・というと何を思い浮かべますか?

ピンクでひきしまり、弾力のある歯茎、白くてつやつやの歯、

それだけではありません!

口元のほうれい線は歯科でも予防ができるのです。

アンチエイジングといえば、の宝田恭子先生の書籍にもあるように、口元のたるみは表情筋の衰えと姿勢の悪化が主な原因です。

表情筋のトレーニングを行い、正しい姿勢を意識することでお顔のたるみは解消できるといわれています。

では、ほうれい線の目立つ他の原因はご存知でしょうか?

歯というのは普段の食事などで使っていくにつれて徐々にすり減って短くなっていきます。歯ぎしりやくいしばりといった悪習癖をお持ちの方であればそのすり減りはさらに早いものとなります。

ほとんどの方が何らかの悪習癖(歯ぎしりやくいしばりなど)を行っているという統計もあり、この悪習癖はほとんどの人が無自覚のまま行っているといわれています。

(くせって、自分じゃ気づかないものですよね)

すり減って短くなると、噛み合わせの高さも低くなり、結果として口元のほうれい線が目立ちます。

(かみ合わせの高さは生涯にわたってあまり変動しないという論文も過去にはありましたが、現在は経年的にかみ合わせの高さが低くなるという見解のようです)

また、経年的に歯は前の方に動いて倒れていく傾向があり、

昔はこんな歯並びじゃなかった、年々歯並びが悪くなる、という声も多く聞かれます。

(奥歯の動く力が強く、しわ寄せが前歯に表れて経年的にガタガタになるという傾向は強いです)

そんな歯並び悪化の防止、歯のすり減りによるほうれい線の防止のためにも、寝るときのマウスピースをオススメ致します。

マウスピースといってもスポーツ用の大きくてグミのような弾力のあるタイプではなく、プレートタイプと言われる硬く厚みがあって手で触っても変形させれないタイプのものでなければ意味がありません。

グミのようなタイプのものを代表とする『手で触ると変形が可能なもの』というのは顎関節症の治療には用いられません。顎関節に影響が出るからです。

ですから歯のすり減り防止のため!と予防していて結果として顎関節にダメージを与えてしまわないように、プレートタイプのものを選択してくださいね。

では・・・タイトルにある、医療用テープの出番は?

マウスピースを装着すると、どうしてもお口が開いたままになってしまいがちです。これはマウスピースの厚み分かみ合わせの高さが高くなるので普段よりもお口が閉じにくくなるからです。

『あいうべ体操』もオススメですが、簡単にお口を閉じたままキープするには医療用テープでお口を固定してしまうこと。

必然的に鼻呼吸することになりますので、風邪やアレルギーの予防にもばっちりです。

 

キシリトール生活を実践中★

こんにちは、院長のいのうえです。

今年は暖冬との予想で温暖化は気になりつつも、寒いのが苦手な私には少し嬉しかったりします。

さて、来院いただいている患者様にオススメさせていただいているキシリトール!

(当院で扱っているキシリトールタブレットが本当にオススメなのです)

私自身、キシリトールガムは食べるものの(キシリッシュとロッテキシリトールガムが好きで良く買っています)

歯磨き後に摂取できる糖質100%キシリトールは、実は開院するまでは実践したことがありませんでした。

実際に活用してみたら、なんでもっと早くにしなかったんだろう…とむしろ後悔するくらいでした。

まず、甘いものを食べた後のすっぱい感じ(虫歯菌が砂糖を分解して作る酸の味)が確実に減りました。虫歯菌は減っているようです。

そして、歯のざらつき(プラーク)が気にならなくなったことと、プラークがハミガキで簡単に除去できるようになりました。

キシリトールにはプラークを歯面に沈着しにくくする効果があって、さらに、歯についたプラークを歯ブラシで簡単に除去できるようにする効果もあります。

仕上げ磨きの苦手な保護者様、子供が嫌がるので仕上げ磨きにあまり時間をとれない保護者様にはぴったりと思います。

以前、フッ素もご家族で!とオススメ致しましたが、是非キシリトールもご家族で!オススメです。

ポスカとキシリトール、どちらのガムの方がいいの?

先日患者様より質問がありました。

『先生、ポスカとキシリトール、どっちのガムの方がいいんですか?』

確かに、虫歯予防のキシリトールと再石灰化のポスカ、

どちらも歯にとっては良さそう・・・(実際歯にはいいのですが)

結論から申し上げましょう!

目的としている点が違うだけで、どちらも虫歯予防効果があってどちらでもいいのです。

以前キシリトールには虫歯菌を減らす効果があるとお伝えしました。虫歯の原因の大元は虫歯菌ですので、菌を減らすことでムシバを作らせないという効果があります。

一方ポスカは、酸によって弱くなった歯の表面を再石灰化させて強くしてくれるというもの。

ひどく個人的な見解にはなりますが、

ブラッシング後にはキシリトール、食後や間食後の歯磨きまでの間と口さみしい時にはポスカ

といった併用をおすすめさせていただきたいと思います。

キシリトールガムは一日3~4回程度噛んでいただくと虫歯予防としての効果が高いので、歯ブラシ後にぴったりですね。

フィンランドでは学校でキシリトールガムを配布して積極的にブラッシング後に摂取しているようです。

大人の方にもおすすめですので、是非新しい習慣として取り入れてみてください。

永久歯の本数が足りない?

こんにちは!

今日も空が澄み渡っていて気持ちがいいですね!

さて、今日は永久歯の本数についてのお話です。

みなさん、永久歯の本数は何本かご存知ですか?

上下左右あわせて28本(親知らず入れると32本)です。

その永久歯が足りないお子さんが10年前と比べても増えてきています。

以前はだいたい20人に1人くらいの割合(5%程度)と言われていましたが、今ではその割合が約10~15人に1人(7~10%程度)に増えてきているという報告があります。

6歳臼歯が生えるころには、顎の骨の中で永久歯の赤ちゃんができていて、レントゲン撮影により永久歯の本数を確認することができます。

中には歯が逆に生える(つまり鼻に向かって生えるということです)逆性歯のお子さんや過剰歯といって余分な歯があるお子さん、永久歯はあるが生えてこれないような場所に存在しているお子さんも多々いらっしゃいます。

早期に気づいておくことで、今後の歯並びの悪化防止や、将来永久歯のない部分の乳歯が抜けてしまった場合どうするのかを事前に検討いただくこともできます。

あとから生えてくる永久歯のないところの乳歯は、20歳前後でダメになってしまうことも多いですが、虫歯予防に努めて大切にしていただければ30~40歳ごろまでもつといわれています。

まあ、乳歯は生え変わるから…と思っていて、あとから生えてくる永久歯がなかった!永久歯はあるけど生えてこれないところにある!では大変です。

一生付き合っていく歯ですので、一度検査していただくことをおすすめいたします。

お子様の口臭

こんにちは!歯科衛生士の松本です。

まず始めに、個人的なお知らせになります。

何人かの患者様にはお伝えしておりますが、今まで松本の勤務は「毎週月、水曜日の午後」でしたが、11月からは「毎週月、金曜日の午後」になりますのでどうぞよろしくお願いします。

 

さて今回のテーマですが、受診されるお母さまから質問の多い「お子様の口臭」についてです。

「臭うから歯周病になっているのでは?」「歯磨きをしていないから臭う」という意見が多く寄せられます。確かにそれも1つの要因にはなっていますが…

お子様の口臭の大きな要因は「口で息をしている」「鼻炎もち」「胃からの臭い」が挙げられます。

「口で息をしている」「鼻炎もち」は口の中が乾燥してしましまいます。乾燥することによって口の中の菌が繁殖しやすくなり、臭いの原因となるのです。

「胃からの臭い」は胃に病気があったり、胃が弱っていて食べ物の消化が不十分だとその臭いが口に上がってきて口臭の原因になることもあります。

ただ、日中口を開けて息をするクセがあると言うことであれば鼻で息をするという習慣をつければ改善できますが(私も小学4年生位まで口で息をしていましたが、親に閉じなさいと言われ続けて治りました)、鼻炎や胃の不調といったところは自力で治すというのは難しいところではあるとおもうので、何かお子様に心当たりのある方は内科や耳鼻咽喉科へ受診されてもいいかとおもいます。

 

 

妊娠中のお口の中、注意しないといけないことは?

こんにちは!今日もすがすがしい天気ですね!

天高く馬肥ゆる秋、おいしい秋の味覚がたくさんあって食欲が増す一方のいのうえです。

さて、昨日お友達の衛生士さんと助手さんとお茶会をしているときに出たお話。

衛生士さんの娘さんが妊娠中でつわりがひどくて辛そうだというお話から…

妊娠中はホルモンバランスとつわりもあってお口の中の環境が悪化しやすくなっています。

妊娠性歯肉炎やエプーリスといったできものができる方もいらっしゃいます。

いのうえこどもファミリー歯科にいらっしゃってる患者様にはお伝えしているのですが、歯周病が原因で早産のリスクが上がってしまいますので、妊娠を意識した段階からお口の中の環境を整えるよう歯周病の治療を行うことをおすすめしております。

また、お子さんに虫歯菌を移さないようにするために有効なのがキシリトールを継続して摂取していただくこと。

キシリトールは虫歯菌を減らす効果もあります。

妊娠する前から1年~1年半継続していけば、そのあとつわりの期間に摂取できなくてもその間の2~3か月も虫歯菌が増えるのを抑制してもらえるようです。

また、出産時に力が入り、くいしばることで歯が欠けたり顎関節症が出たりしてしまうことも多いようです。

お友達の衛生士さんも前歯が欠けてしまったからマウスピースを先に作っておけばよかった!と言っていました。

このマウスピースはスポーツ用とは異なり、型取りして作る、いわばオーダーメードです。

またグミのような柔らかいタイプではなく、硬いプラスティックのものが効果的。

このマウスピース、顎関節症の治療や歯ぎしりで歯がすり減るのを予防するのにも使えるので、一度作ってしまえばそのあとも活用いただけます。

歯は消耗していきますので、どんどんすり減っていきます。

かみ合わせが変わることで歯並びが年々悪化したり、

かみ合わせの高さ自体も低く変化してしまい、口元のほうれい線が目立ちます。

口元のアンチエイジングのためにもマウスピースを活用していただくといいですね!

ちなみに、お友達の衛生士さん、マウスピース使用して30年ほどだそうですが歯のすり減りや歯並びも悪化もほとんどなく、ほうれい線も目立たないです。

話はそれましたが、健康な赤ちゃんのためにもお母さんのお口の中の環境を整えてくださいね!